- TOPページ
- だんらん住宅よりお知らせ
- 「任意売却」特集
- 【競売取り下げの費用が気になる方必見!】競売を取り下げ、任意売却を行う方法!気になる費用負担は?
住宅ローンの滞納が続くと、債権者が法的手続きの申立てを行い、強制的に家が競売にかけられてしまいます。裁判所から競売開始決定通知が届き、マズい!と気づくことも少なくありません。どうすれば良いか分からず放っておいてしまうと、物件が売却され自宅から強制的に追い出されることになります。
競売にかけられてしまうとそれを避けることはできないのでしょうか? 今回は競売を取り下げる方法をご紹介いたします。
競売を取り下げる手続き
競売を取り下げることは可能です。裁判所に取下書の提出と登録免許税の支払いをすれば取り下げられます。
ただし、申請には申立人(債権者)の意思が必要なので、債権者に取り下げる書類を作成してもらい、裁判所に提出してもらう必要があります。
債権者は現状ではローンを回収できないから、競売という強行的な手段をとったのであり、簡単に取り下げてもらえるものではありません。また、書類の準備や、後にも説明しますが、納付金の裁判所への支払いをしており、申し立てに一定の負担を負っています。なので、それ相応のメリットがなければ、取り下げの相談には応じてくれません。
当然ローンを一括返済すれば、債権者は取り下げに応じてくれます。実際に取り下げの条件として一括返済を要求してくる場合がほとんどですが、毎月のローン返済すら困難な債務者にとって現実的な手法ではありません。
任意売却をすると取り下げてもらえる?
債権者にとってのそれ相応のメリットとは、競売を取り下げることで、回収できるお金が多くなることです。
競売は一般市場とは異なる特殊な場で取り引きするため、市場価格の半値みたいなもの、と言われることがあります。
一方で、一般市場で取り引きする任意売却を行えば、競売よりも高値がつくことが多いです。
競売よりも家が高く売れるとなると、債権者が回収できるお金が多くなるため、競売を取り下げてもらうことができます。ほとんどの金融機関が任意売却に肯定的なので、任意売却を行えば、取り下げの相談に応じてくれる可能性が高いです。
任意売却に要する時間と、競売の取り下げ期限に注意
債権者が競売の取り下げに合意しても、実際にその物件が売れ、約束した金額がきちんと債権者に支払えたことが確認できるまで、取り下げは行われません。
なお、取り下げには期限があり、競売の開札前日までとなっています。ちなみに裁判所から「競売開始決定通知」が届いてから開札までは4〜6ヶ月かかります。その間に任意売却の手続きを終わらせないといけません。
この期間は余裕があるように感じますが、任意売却で物件を売るまでには、“不動産会社との相談→不動産価格調査→債権者との交渉→購入希望者の募集→購入者の選定→債権者の同意→不動産売買契約→決済”というふうに手続きが多岐にわたり時間がかかります。
このタイムラグを考えて早めに専門家に相談することが重要です。
競売の取り下げに費用はかかる?
競売の取り下げ自体には大きな費用は発生しません。ですが、申し立ての際に債権者から支払われた予納金を債務者が負担する必要があります。
競売の申し立ての際には、手続きを進めるための経費である予納金が裁判所に支払われます。予納金の額は裁判所によって異なりますが、50万円~100万円程度のお金を納付する必要があります。この費用は最終的には債務者が支払うことになりますが、申し立ての際には債権者が立て替えて支払っています。
任意売却によって、競売が取り下げられた場合には、それ以降の手続きに係る費用が必要なくなるので、裁判所から予納していたお金が返還されます。競売の手続きが進むほどこの費用が多く使われてしまうので、競売の取り下げ時期によっても異なりますが、おおよそ20万円~40万程といったところが返還されることになります。
競売開始決定通知が届いている時点では、すでに予納金は支払われているため、一定の費用負担は必要になります。手続きの進行が早い段階で取り下げて費用負担を抑えるように、やはりなるべく早く専門家に相談しましょう。
以上まとめますと、競売を取り下げるには、ローンの一括返済をするか任意売却をするかの2択があります。
一括返済は現実的な話ではないため、ほとんどの方が任意売却を選択しています。競売開始決定通知が届いてからなにもせずに放っておくと、期限が過ぎて競売取り下げができなくなったり、競売手続きが進んで取り下げの費用負担が増えてしまったりします。なるべく早く専門家に相談することが何より重要です。
だんらん住宅株式会社は、大阪市で任意売却に長く携わっており豊富な経験を有しています。任意売却をスムーズに成功させる自信がございますので、大阪市で任意売却ならだんらん住宅株式会社にお任せください。
監修者情報
だんらん住宅
代表 山本 達也